冷却カメラに付属している標準ソフトウェア(カメラ制御アプリケーション)の説明です。自社装置や解析ソフト,LabVIEWへの組み込みなど、自作プログラムでカメラ制御を行いたい場合は
                こちらになります。 
				また、ExcelやImageJのソフト上から直接撮影したい場合はこちらになります。
              カメラ付属ソフトは冷却と撮影により、必要な画像データを取得することを目的としています。
                 目的の画像が撮れたか確認する為の画像処理や、画像データの数値化、ユーザが定義することによりデータ分析できる機能などもあります。
                 実際にお使いになるとわかりやすいので、是非お試しください。
             
            
    
        
ファイルの保存形式
        
          
            
              | 形式 | 階調 | 用途 | 
          
          
            
              | オリジナル | 16bit | カメラ制御ソフトのオリジナル形式です。撮影条件や温度情報の他、表示を再現する為の情報などを含みます。後からダークフレームやフラットフィールドの差し替えもできます。 | 
            
              | TIFF | 16/8bit | 16bit非圧縮TIFFが、他の画像処理ソフトに読み込ませるのに適しています。8bitマルチTIFFにも対応しています。 | 
            
              | RAW | 16bit | ヘッダ付のバイナリ形式です。カラー画像の場合は高解像度変換します。16ビット画像に対応しているPhotoshopなどで利用できます。 | 
            
              | バイナリ | 16bit | 単なるデータの羅列なので、自作ソフトで読み込む場合は簡単です。撮像素子から得た生データなので、カラーの場合はベイヤ配列のままです。 | 
            
              | テキスト,CSV | 16bit | Excelなど、テキストデータを読み込むソフトに向いています。 | 
            
              | BMP,JPEG | 8bit | 画面で見たイメージに変換された一般的な画像形式です。 | 
            
              | GIF,AVI | 8bit | 画面イメージに変換した動画形式です。連続撮影した画像を保存する場合に有用です。 | 
          
        
     
   
        撮影画像の数値表示
        
          
            
              | 選択方法 | 表示場所 | 用途 | 
          
          
            
              | ポインタ位置 | ステータスバー 画像に描画
 | マウスポインタ位置の光量を10進数と16進数でステータスバーに表示したり、画像にオーバーラップ描画したりできます。 
  | 
            
              | ドラッグ領域 | 専用ダイアログ | 画像の数値化したい部分をマウスでドラッグすると、その部分の画像データを表にします。テキストデータやCSVとして保存したりデータ分析もできます。 
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        ユーザ定義のデータ分析
        撮影関連までプログラムしたくないが、画像データの分析(処理)を独自で組みたい場合に便利です。
        下記の定義で記述したプログラムを撮影後に(自動的に)呼び出し画像データを渡すことができます。
		
        
        
        
          
            
              | 形式 | 概要 | 
          
          
            
              | DLL COM
 | C言語やC#やBasicなどでプログラムします。高速に処理ができるのでお勧めです。 | 
            
              | EXE (Windowsの実行形式)
 | プログラムを単純化するために、入出力データは実行パラメータとファイル経由です。 | 
            
              | JavaScript VBScript
 | Scriptでプログラムします。ファイル経由でデータの受け渡しをします。 | 
            
              | HTML形式 | Scriptを利用しますが、画面の入出力(デザイン)は容易になるでしょう。 | 
          
        
     
    
        ImageJに画像を転送
        ユーザ定義のデータ分析を利用して、Image Jに撮影した画像を開かせます。
        この定義は ImageJに限らず、ソフト実行時のパラメータに16bit非圧縮TIFFの指定が可能なアプリケーションなら利用可能です。
		同じように、Excelに転送する定義もサンプルとして入っています。
        
        
        ※
ImageJやExcelから直接カメラを制御したい場合は、カメラドライバをご利用ください。
     
    
        フリーランニングモード
        カメラリンク風に利用する機能で、カメラの電源を入れると自動的に冷却して撮影を繰り返します。
        
            カメラの開発キットを購入することなく、Matrox Solios/Radientを使ってカメラ制御も可能です。
            自動撮影する条件設定(冷却温度やシャッタ速度等を変更)するためのソフトは付属します。
            露光時間とサイクルタイムはPCIボード(MIL)のソフトウエアトリガによる制御も可能です。
            カメラリンク用に作られた既存のソフト(検査装置)上で画像取得できる可能性があります。
            フリーランニングモードに対応しているカメラは、CS-60シリーズです。
            BH-60シリーズはカメラリンク準拠なので、そのままカメラリンクとして使用可能です。
         
       カメラ評価用貸し出し時の備考欄に、シャッタ速度とフリーランニング設定希望とご記入ください。
           フリーランニング設定状態でお送り致しますので、カメラを入れ替えるだけでテストができます。
           フリーランニング設定ソフトも含まれたカメラ付属制御ソフトを同梱しますので、自由に変更可能です。